小砂子焼(こいさごやき)
2009年 12月 17日
最近、日中のお天気がよく、
その陽気に誘われて、連日遊び歩いている私です。
今日は、我が家から車で20分ほどの
馬頭町…2005年の10月に市町村合併で那珂川町に変わりましたが
水戸のご老侯が付けてくださった名が、変わったのはちょっと寂しいね。
馬頭町の名の由来は、この地にある馬頭院からきているのです。
徳川光圀が藩主となり、たびたびこの地を訪れるようになり、
馬頭観世音菩薩を本尊としたこの寺院を、名を改め馬頭院とし、
十万石の格式を与え、朱印寺としたそうです。
お寺には、光圀が記念に植えたと言われる、枝垂栗という桜の木が有ります。
馬頭町は、その馬頭院の名から付いた町名だと言われています。
この山の向こうは、もう茨城県です。
10km足らずだと思います…車で15分くらいかな。
この馬頭の名産が、小砂子焼です。
水戸藩の徳川斉昭が、この地で陶土を見つけ、窯を開いたと言われています。
今日は、この二つの窯元に行ってみました。
藤田陶芸所は、唯一馬頭の陶土のみを使って、焼いているそうです。
この建屋は、「陶遊館」といい、ここでろくろを回して陶芸体験が出来ます。
藤田窯の特徴は、小砂子焼の特徴でもある、金結晶という釉薬での焼き上げです。
藤田の登り窯は、秋の登り窯まつりで、火が入れられ焼き物体験が出来ます。
ここは、国山窯の窯元。
登り窯はありますが、実際には使われていない、復元品です。
国山窯の焼の特徴は、青磁です。
陶土も、馬頭の物と、愛知県の瀬戸の陶土とを混ぜて使っているそうです。
お店の中には、青磁と白磁に絵柄を付けたものが置かれていました。
このベルの人形も、可愛い絵が施され、つい買いたくなるような一品でした。
ディスプレーには、サンプル料理が並び、楽しい工夫がされていました。
私も、代表的な焼き物の中から、この二品を購入♪
また、お気に入りの焼き物が増えました。
by gardengate
| 2009-12-17 22:44
| 名産品