大谷石の蔵
2009年 12月 15日
今日は、近所をドライブして気付いた
大谷石の蔵を、たくさん写真に撮ってきました。
大谷石は、軽くて軟らかく、
しかも耐火性があって、加工がしやすいということで、
石蔵や塀に、多く使われています。
宇都宮駅の東にある、餃子の像も大谷石で出来ています。
大谷石は、石の名前の通り、大谷町で採掘されます。
地下300mほどまで掘り下げても 採掘できるそうで、
埋蔵量は10億トンとも言われています。
蔵の上部には、家紋や家名が入っています。
蔵の形は、明かり取りの小窓が有って、
このサイズが標準的みたいですね。
多くのお宅が、蔵の前にテラスをつけて
駐車スペースや、農作業の場・・・または、
洗濯物を干すのに使ってみえるようでした。
なかには、こんな大きな蔵もあり、
蔵の中には、車も入っているようでした。
そして、何十年も昔の物だけでなく
新しいこんな蔵も発見。
すっきりしたデザインでいま風には成っていますが
機能だけはちゃんと受け継いでいる感がありました。
私も、三重から越してきた当初驚いたのですが、
これは、住まいではなく
屋敷に入る手前の門のようなもので、
納屋になっているようです。
大きなお百姓家では、この納屋だけで、
我が家の住まいより広いところがありました。
この門をくぐると、広い前庭があり
正面奥に本家があり、西や北に大谷石の蔵があります。
この傾斜のきつい大屋根は、
雪が多かった昔を物語っているのでしょうね。
数十年前までは、積雪も多かったようで、
朝起きたら一階がみんな雪で埋まり、
二階の窓から出入りしたと言うことも有ったそうです。
大谷石には、蓄熱性もあるので、
石窯や最近ではピザの窯も、大谷石で造られるそうです。
レンガのピザ窯もいいけど、
薄っすらグリーンの大谷石のピザ窯も素敵ですね。
by gardengate
| 2009-12-15 17:07
| 名産品